阿倍野学園 子育て支援センター

周りの環境を活かし、子供の感性を育む空間

北畠の住宅街の一角に、阿部野学園の幼稚園と保育園が、斜交いに 道を挟んで建っています。
その2棟の建物と3角形をなす位置に、未就園児のプレスクールと母親のサポートのための子育て支援センターの計画を依頼されました。

この建物は、容積率一杯に利用できるように、3階には多目的な会議室も併設しています。
1,2階の、保育室はデッキを挟んで道に面して配置し、道向かいの幼稚園の園庭と一体になるように空間をつくり、同一園としてお互いの園の気配が感じられるように計画しました。

そして、ここに訪れる母子だけでなく、道行く人々にも楽しんでいただけるよう、建物の色と形、素材も工夫しました。
北畠の住宅街の一角に、阿部野学園の幼稚園と保育園が、斜交いに 道を挟んで建っています。
その2棟の建物と3角形をなす位置に、未就園児のプレスクールと母親のサポートのための子育て支援センターの計画を依頼されました。

この建物は、容積率一杯に利用できるように、3階には多目的な会議室も併設しています。
1,2階の、保育室はデッキを挟んで道に面して配置し、道向かいの幼稚園の園庭と一体になるように空間をつくり、同一園としてお互いの園の気配が感じられるように計画しました。

そして、ここに訪れる母子だけでなく、道行く人々にも楽しんでいただけるよう、建物の色と形、素材も工夫しました。

天然無垢材を使った内部空間

木造の準耐火建築という法制約の中、出来るだけ天然木を使い、可能な限り、木の触覚を体験してもらい、豊かな感性育んでもらいたいとの思いで、幼児の手の届くところには自然素材を吟味しました。

本来、不燃材料を使わないと行けないところですが、燃え代設計を活用しながら、保育室には構造材として、皮付檜丸太枝付きの独立柱を空間のシンボルとして入れました。
床は床暖房対応の無垢のカバ材、腰壁は無垢の米栂柾材、収納カウンターには長さ6.5m、40mm厚の木目の美しい耳付きスプルースの無垢板を使いました。
木造の準耐火建築という法制約の中、出来るだけ天然木を使い、可能な限り、木の触覚を体験してもらい、豊かな感性育んでもらいたいとの思いで、幼児の手の届くところには自然素材を吟味しました。

本来、不燃材料を使わないと行けないところですが、燃え代設計を活用しながら、保育室には構造材として、皮付檜丸太枝付きの独立柱を空間のシンボルとして入れました。
床は床暖房対応の無垢のカバ材、腰壁は無垢の米栂柾材、収納カウンターには長さ6.5m、40mm厚の木目の美しい耳付きスプルースの無垢板を使いました。

室内に遊具とベンチ

自然を感じられる遊び場に

2階のプレイロットは、室内空間ではありますが、自然を感じることのできる遊び場として設計いたしました。
ここには、空気の循環装置として吹抜を設け、三角屋根のトップライトを設置しましたが、その、三角屋根のトップライトからは、空が見え、太陽光、空の色、雲、が時間と共に姿を変えていく姿を楽しめます。
二本の枝付きの桧の柱は、構造材として、建物の力を受けているものですが、木立をイメージできる部材、そして、枝に足を掛けてよじ登ることのできる遊具でもあります。
また、座ったり、平均台のように上を歩いたりできる遊具として、桧の丸太柱の残材で作ったベンチも傍らに設置しました。
それらの自然の木材の木肌を園児が触ったり、抱きついたりすることで、自然の風合いを肌で確かめ、感性を育めることが出来れば良いなと思っております。
そして、床には草むらを想起できる長い芝の人工芝を引き詰めました。
この疑似草原は園児が思い思いに座っておもちゃで遊んだり、寝転がったりしながら遊べる気持ちの良い床となっている様です。
この空間は特に園児が楽しんで使ってくれているようです。